インフィオラータは、各自でツアーを組んでいただいても結構ですが、私どもと、行動を共にすることを希望される方は、下記まで御連絡ください。本企画の公式ツアーを依頼しています。イタリア及び他の都市も観光したい等の希望にもお答えしていただけます。

大阪第1法人旅行支店 06-6448-8966(菊池・久志木・桐田)

6月18日(金)

Spelluccamento (花切り)

市役所の中庭は花市場と化す。早朝より何台ものトレーラーによって花材が運ばれる。
市役所地下のカンティーナに収められた花は、もう一度中庭へ運び出される。50人はいるだろうか。花の切り手によって額だけを残すもの、花びらごとむしるものなど、色分けされた花びらは箱に移されて、もう一度カンティーナで保存される。


クラシックバレエ 中世の地区、伝統衣装の行列
SFORZA・CESARINI宮殿、切手、コインの展示




6月19日(土)

VIA ITALO BELARDI(参道)への下絵写 し
夕方になって涼しくなると、参道への下絵写しが始まる。画用紙に描かれた1枚の絵を10メートル四方の絵に拡大して書き写 すのだからこれは容易ではない。正確に、正確に。特に表情には何倍もの集中力を必要とする。

Spelluccamento (花切り)
コンサート
WILLY BECHERELLI によるダンスと音楽のマルチ
メディアショー
中世の地区、伝統衣装の行列
ブラスバンド
ジェンツァーノ物産展、試食
アンティーク、工芸市 植木市

ファッションショー
神戸からも参加予定です。

6月20日(日)

VIA ITALO BELARDIの花絵作成

朝7時。まだ静かな標高400mのジェンツァーノの町がさわやかな空気に包まれるとき、市庁舎のカンテーィナの扉が開かれる。15枚の絵の出品者たちは、それぞれに用意された絵の具となる花びらを取りに行く。下絵を見ながら指定された場所にその色の花びらで色付けする。こんなものまでも、と思われるようなものまでが材料とされているのはとても楽しい。そして仕上げは、表情。ピンクと薄いオレンジの間の花びらが顔の色となる。ほほの部分にはピンクの多いところを添える。目にはグリーンのカラーストーンを置いて光を加える。これはマエストロ・チェザローニ風。1日のうちに何度も何度も噴霧器で湿気を与えるにもかかわらず、強い日差しは花びらをカラカラにしてしまう。マエストロの色使いと工夫は、翌日、乾燥しきった花絵となっても、その美しさを保つ秘訣。 正午 ほとんどの花絵が仕上がり、朝から地面にはいつくばって仕事をした人たちも、少しは腰を伸ばすことができる。観光客の数もずいぶんと増えてきた。作業をした人たちは家に帰りシャワーを浴び、午後、自分以外の作品もゆっくり鑑賞しながら祭りを楽しむ。この日は、参道に面 しバルコニーがある市庁舎の中心、市長室が一般に公開される。この部屋には参加した全作品の原画が飾られる。一歩バルコニーに踏み出し、参道を見下ろしたときに目に飛び込んでくる色、色、色。まるで別 世界に入り込んだよう。究極の人の力を感じる。 また、教会の裏手より見下ろす、ネーミ湖の静けさは、表のにぎやかな華やかさと対照的。

市長挨拶
インフィオラータ観覧開始
司教による聖体祭の行列
ジェンツァーノ物産展、試食
アンティーク、工芸市 植木市

6月21日(月)
Spallamento

夕方。祭りのフィナーレを飾る聖列が司祭様の後ろに続く。前日描いた、花の絵の上をそっと歩いていく。その後はブラスバンド、伝統的衣装をまとった行列が続く。しかし一番の楽しみは、スパラメント。花のカーペット上の行列の最後として100人は越えるだろう地元の子供たちが200メートルの花絵の上を走り抜ける。今か今かと式典の終わりを待ち受けた子供たちの走る表情は喜び以外何者でもない。それが終わりを告げると、見ていた人々も2日間立ち入り禁止となっていたこの花の絨毯の上を歩き、花とふれあい、聖別 された花びらを集め、神に感謝する。

伝統衣装の行列

ブラスバンド
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